マチコの独り言(´-`).。oO

会社員しています。将来はサブカル系のライター、作家を目指しています。

丘から見えた夜の団地

休日で、朝から予定もなく暇だったから散歩に出かけた。 わりと歩いて少し疲れたし、日が沈んできたのでそろそろ帰ろうかと思った。 でも、今日はまだ帰りたくない。

そんな時に、夜の団地をふと見たくなることがある。

各部屋の窓から見える小さな光から、 たくさんの人間がこの大きな箱の中に暮らしていることを考えてみる。

それぞれの生活。

そこにはどんな人生模様があるのだろう。

こんなに夜遅くまで電気が点いている。 頑張っているのは親だけではない。 子どもだって大変だ。 大人たち重圧と子どもたちの社会のなかに揉まれて、 まだ見ぬ未来に向かって頑張っている。

夜遅くまで働いて帰ってきた親たち。 すべては自分たちの生活を支えるためなのか。 そして、朝になったら箱から出ていく親たち。 その顔には笑顔が見られない。 淡々と1日1日を過ごしていく。

みんな頑張っている。 なまけている人なんて誰もいない。

別に悲しくなんてないのに、何だか涙が出てきた。 みんながみんなそれぞれの人生を送っている。 この箱の中には、多種多様な人生が詰まっている。

私にも私の人生がある。 何かにしがみつこうと試行錯誤に動いている最中。 頑張っているのは私だけではない。

でも、他人から見れば私は頑張っていないように見るかもしれないし、まだ自分の生き方に自信が持てていない。

今日は外でうどんでも食べてから帰ろうか。 明日のことなんか考えずに。 そして、今日はゆっくり湯舟につかろう。